絹 6  「糸」(糸を束ねた形)と(蚕の丸まった形)

イラスト/松枝達史

【口唱法】
糸へんに(くムと続けて たて チョンチョン) 口をかいたら 月をかく


【成り立ち】
絹のつくりは、丸い形とすじのある肉の形です。「丸い形の肉」というのは、カイコの丸まった形のことで「カイコの繭」を表わします。この、蚕の繭からとれる糸、この糸を「きぬいと」(絹糸)といいます。
絹のつくりを含む字
娟(エン・ケン)…女と「*」、顔が美しい、しなやか、たおやかなこと(娟秀)
悁(エン・ケン)…心と「*」、うれえる、いかる、いらだつこと(悁急)
涓(ケン)…水と「*」、小さな流れ、ちょろちょろ流れること(涓潔)
狷(ケン・かたいじ)…けものと「*」、すばやく飛ぶ、せまい、気短か、融通がきかな いこと(狷狭)

口唱法のトップへ戻る  下村昇の窓のトップへ