最初が肝心!しっかり身につく!
プリントして使える!下村式口唱法「となえて おぼえる おけいこちょう ひらがな」
下村昇・著/ 現代子どもと教育研究所・刊 / 300円(税別) 電子書籍
おもしろい『ひらがな』の練習帳ができました。
表題のように「幼児」や『小学一年生』、さらには日本語を学びたい外国人の日本語基礎学習としての「ひらがな」の練習帳として最適です。
①文字学習の入門書として最適
絵本を作るような楽しさを感じながら、「あ」から「ん」まで全体を完成させていくように作られています。読んだり、書いたり、色を塗ったり「使い方」に従って楽しく作業をしていくうちに文字の読み書き、文字の美しさなどがマスターできるようになっています。
②子供の識字欲を刺激する作り
1ページに親字、お話、字形、筆順の唱え方などの学習が連動して進められるように仕組んであります。読んで、書いた文字はどんどん組み合わせて、自分の力量に応じて文や文章として生かすことができるようになります。
③リズムに乗った唱えと書き方
筆順の表し方は50年の実践にもとづいた「口唱法」という独特の指導法です。子どもは自分の、目を、耳を、口を、手を、頭を…いわゆる五体を働かせて筆順をマスターします。一度覚えた文字は確実に定着します。
これは、この50年間にわたる漢字の「口唱法」による指導が証明しています。今現在、親になっているあなたご自身が子供の頃、この口唱法で学び、実証してくれているのではないでしょうか。
文字を美しく書くための『止め・跳ね・払い』の三要素は『とん・しゅっ・ぴゅう』という唱え方で示してあります。きちんとした字形が作れますし、そればかりか、間違って覚えてしまって矯正にてこずっている子供の筆順を直すのに「超・有効」だと先生方は指導の経験を語ります。
④教えどころのわかる練習帳
教師ばかりか、母親としてのあなたの悩みを解消します。それは一字一字のどこをどのように教えたらよいか、書道塾のようには教えられない、それこそ自分が習いたいくらいだというお母さんが多いようですが、心配ご無用。
「書くときの注意」(保護者のあなたへ)という「おまけ」が付いています。お手本になる範書は、かの有名な書道家・
森相壽道氏(かつて毎日書道展の委嘱作家として活躍した)の筆になるものです。こんな贅沢な練習帳が他にあるでしょうか。ひらがな鑑賞の意味でだけでも目を通してみて損はないと思います。
⑤練習が終われば、世界に一冊しかない宝物
文字練習の最後にはお子様各人がそれぞれ色を塗れば、『ホタルと星の子の冒険』というファンタジー絵本として完成です。
「色塗り」は文字の「書き」のための手首の動かし方の練習とともに個性の表出の最たるものです。「幼児の頃の私ってこんなだったかしら」と、笑みがこぼれること請け合いです。最後は全部を綴じれば、アルバムと同じように、その子だけの宝物としての世界に一冊しかない絵本になります。
「使い始め」、「使い終わり」の日付を書いて、成人するまで大切の保存し、お子様が成人した「あかつき」には、あなたからこのノートをプレゼントしてください。お子さまは感激ひとしお、ご両親の愛を何倍にも感じることでしょう。文字を覚えることは、言葉を覚えることとともに人生の初めの大仕事ですから。(下村昇)
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