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もっと誰かに話したくなる漢字の話
下村昇・著/ クリロンワークショップ画空間・刊 / 1,500円(税別)


好評の「誰かに話したくなる漢字のはなし」の第2弾!

「はじめに」から引用
 
 前著『だれかに話したくなる漢字のはなし』に引き続き、今度は『もっとだれかに話したくなる漢字のはなし』を上梓させてもらう運びになりました。前著に負けず劣らず、漢字の面白さを感じてもらえると思います。
 まず初めの章で、誰もが「漢字っておもしろいものだなあ」と思ってもらえるような話、そして次の章で漢字の意味や読みについてのちょっとした知識、第三章ではなかなか読めそうもない漢字を有名作家の小説から少し選んで、考え方や漢字の見方を記しました。このへんは少しややこしくなりますから、次の第四章で息抜きに柔らかいお話をいれました。リラックスしてお茶でも一服飲みながらお読みください。そうして最終章では「対」(ツイ)になる言葉を挙げて、それぞれの漢字の意味を探っていきます。
 この一冊でかなりの漢字にまつわる知識が身につくことと思います。本書を読み終えたら、もう一度、前著『だれかに話したくなる漢字のはなし』に戻って、読み返しをしてみてください。初めの一冊目がもっと面白く読める事請け合いです。本書によって漢字好きな友人が一人でも多く増えてくれるとうれしいです。
 それはそうと、第四章は「お茶でも一服飲みながらお読みください」と書きましたが、どうして「服」という字が「お茶を一服、たばこを一服」の「服」(飲む意味)になったり、「役」とか「命令にする」などと使う服務規程の「服」になったり、洋服・和服・制服などの「着るもの」の意味の「服」になったりするのでしょうか。不思議だと思いませんか。そんな話も本文で。さあ、面白い漢字の話を始めましょう。


現代子どもと教育研究所所長 下村 昇

 

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