Aを選んだ方‥
【ことわざの意味】
成長して一家を持つようになると、それぞれの配偶者や我が子への愛情の方が強くなり、自分の家族を
大切にするので、兄弟に対する愛情は次第に薄れ、まるで他人のようになってしまうものだ。(日本)
【解説】
世間一般、親孝行の子どもは多いようだが、兄弟仲が良いというのは少ないようだ。お互いに敬うこと
をしつけられた兄弟ならば、親が亡くなった後も波風の立つ憂いはない。この選択肢を考えてみた場合、
成育過程における兄弟関係や育ち方は個々人によって違いがあるので、選択肢の全てのケースがある。
したがって一概には論じられないが、ここでのことわざは、「A兄弟は他人の始まり」をいっている。
このごろの少子化傾向のなかでは、親としては子供のころの育て方、性格形成が大事になる。願わくば、
「C自分の家庭を第一」にしながらも「B兄弟の愛情をいっそう深め、絆はそれまで以上に強く」して
もらいたい。心底頼りになるのは「兄弟姉妹」に如かず。
【参考】
兄弟は両の手の如し。
兄弟はカモの味。