独 5  「*」(けもの)と「虫」(むし)

イラスト/松枝達史

【口唱法】

ノにたてまげはねて ノをつけて 口たて

もちあげ てんをうつ

◆けものへんに虫 


【成り立ち】
犬はよく、門や塀のところに寝そべっています。番をしているつもりでしょうか。「独」という字の「つくり」になっている「虫」は、土の中で体を丸めてじっとしている虫の形です。「独」という字は、この虫のように、群れることができずに、「じっと体を丸めて、いつも一匹でいる犬」のことで、「仲間がいない・ひとり・ひとつ・ただそれだけ」などの意味で使われます。
【ひとり】の使い分け――
一人…一人旅、一人っ子、一人当たり、など
独り…独り言、独り住まい、独り占め、など

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